平成29年分の相続税の申告状況を要約

 

  • 【概要】

 12月14日、大阪国税局は平成29年1月1日~12月31日に死亡した者に係る相続税の申告状況を発表しました。

 

  • 【詳細】
    1. 1.被相続人数等

・平成29年の被相続人数は、210,436人(前年204,822人)です。

・うち相続税の課税対象となった(相続税額がある)被相続人数は、18,322人(前年17,287人)、課税割合は8.7%(前年8.4%)と0.3ポイント増加しました。

・相続税額のない申告書に係る被相続人数は、4,811人(前年4,669人)です。

・相続税を納税者した相続人数は、40,264人(前年38,609人)です。

 

  1. 2.課税価格

・相続税の課税価格の合計は、2兆5,886億円(前年2兆4,324億円)です。

・被相続人1人当たりの課税価格は、1億4,128万円(前年1億4,071万円)です。

(※課税価格とは、相続財産価額に相続時精算課税適用財産価額を加え、被相続人の債務・葬式費用を控除し、さらに相続開始前3年以内の被相続人から相続人等への生前贈与財産価額を加えたものです。)

 

  1. 3.税額

・相続税額の合計は、3,516億円(前年3,041億円)です。

・被相続人1人当たりの相続税額は、1,919万円(前年1,759万円)です。

 

  1. 4.相続財産

相続財産の金額及び構成比は、次のとおりです。

(※大阪国税局では、国税庁発表分と異なり、現金・預貯金等の割合が土地よりも高くなっています。)

・現金・預貯金等:9,085億円・構成比33.0%(前年8,467億円・構成比32.8%)

・土地:8,314億円・構成比30.2%(前年8,339億円・構成比32.3%)

・有価証券:5,423億円・構成比19.7%(前年4,667億円・構成比18.1%)

・家屋:1,413億円・構成比5.1%(前年11,325億円・構成比5.1%)

・その他:3,265億円・構成比11.9%(前年3,019億円・構成比11.7%)

 

 

  • 【参考】

本情報でお伝えした平成29年分の相続税の申告状況の掲載場所は、次のとおりです。

◯国税庁ホームページ

・トップ→お知らせ→報道発表→各国税局発表分→大阪国税局発表分→平成30事務年度分→平成29年分の相続税の申告状況について(平成30年12月14日)

(http://www.nta.go.jp/about/organization/osaka/release/hodo/h30/sozoku_shinkoku/sozoku_shinkoku.pdf)

 

なお、本情報の前年分(平成28年分)の近畿2府4県の税務署別の相続税の課税状況が「統計情報」に掲載されていますので、よろしければご参照ください。

◯国税庁ホームページ

・トップ→刊行物等→統計情報→各国税局→大阪国税局→相続税→平成28年分

(http://www.nta.go.jp/about/organization/osaka/statistics/h28/pdf/05-1.pdf)

 

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